まだまだできることはある。
待っているだけじゃない生産業務の
可能性にチャレンジする。
M.S2022年入社 キャンパス事業部 生産業務部 生産業務課
待っているだけじゃない生産業務の
可能性にチャレンジする。
営業と工場をつなぎ、
商品を納めきる。
学生服を幅広く扱うキャンパス事業部の生産業務課で工場担当をしています。任せていただいている工場は、約25工場。重衣料、軽衣料、小物類と、工場によって異なるさまざまな製品を作製いただいています。各工場に対する製品の発注や、発注時に必要な生地やボタンなどの資材の手配・納期管理を行うことが主な業務です。企画・営業からの発注に対して、工場がスムーズに縫製できるよう、間に立って調整することがこの仕事の最重要ポイント。納期に間に合わすために、無理なお願いをしなければならない時もたくさんあります。だからこそ、営業とその先にいるお客様の要望、工場の要求を丁寧に聞き、両者の意見を極力取り入れることを常に心がけています。そうすることで、双方が最大限納得したうえで進行できるよう努めています。
納期がない。
でも、できることは、ある。
以前、大型案件が新規で決定したときのこと。弊社でジャケットとスラックスをつくることになったのですが、非常にタイトなスケジュールに加えてLGBTQ対応などを取り入れた新たな仕様ということもあり、工場がお客様の思うように縫製できるか不安な状況でした。さらには幾度となく要望が変わり、作成したサンプルにもなかなかOKが出ず…。OKが出なければ、量産用の生地も資材も手配することができず、工場のキャパも抑えられません。日にちだけがどんどん過ぎていき、かなり焦りました。これではいけない。そう思い、自分にできることを模索し実践しました。例えば、納品までの所要時間を表にして危機感を見える化、販売店様に直接要望の意図をお伺いするとともに工場の状況を伝える、各エキスパート(企画・パタンナー・品質管理)から工場へ連絡し認識の齟齬をなくす、ロスタイムを減らすために品質管理と工場へ出向き現場で確認することなどです。これらを行ったことで、ずっとOKの出なかったサンプル作成でOKをもらうとともに、量産作成を決定することができました。もちろん、量産が決定してからも納期がタイトで大変でしたが、はじめて大型案件を決めるあと押しができて嬉しかったですし、とてもやりがいを感じました。
待っているだけじゃない、
生産業務へ。
入社して1年は、生産業務課のなかでも、工場担当の補佐をしていました。そこでの主な業務内容は、付属の発注、伝票処理、工場からの出荷確認。2年目からは工場担当として、約20の工場をもち、今年からはさらに増えて約25工場を担当しています。1年目に、附属が一つ遅れてしまうとどれだけの方にご迷惑をおかけすることかを知り、生産の責任の重さを実感しました。現在の業務を行ううえで、1年目にしていたことは業務効率の向上化などにおいてとても役に立っています。
今後チャレンジしたいことは、“待っているだけではない生産体制”をつくること。せっかく決めていただいた案件や製品開発で生まれた商品を納期や仕様を理由にお断りしてしまうことを防ぐためです。実現するために、企画や営業と連携して情報を早い段階でキャッチする、工場へたくさん足を運び良好な関係を築くように努めています。生産性を向上させるためにはどうすればよいか。企画や営業の要望を最大限に具現化し新たな価値を創造するためにはどうすればよいか。まだまだ大きな可能性を秘めている。それが、生産業務の仕事だと思います。
食べることが大好きです。特にチョコレート。バレンタイン時季は様々なショコラティエさんのチョコに出会え、製造背景なども知れるのでとても楽しみにしています。また、各地の工場から、おいしい物を教えていただく機会も増え、ローカルフードにも興味を持つように。休日はよく、旬のものを食べに地方へ行きます!